2020-08-30「第55回IDPA初心者セミナー&マッチ」開催レポート

8月最終日はIDPAセミナー&マッチ。今回もバっと上着をめくって銃を抜き、走りながらターゲットを撃ち抜いて楽しみました。

今回もエントリー上限の15名まで参加者が集まり、満員御礼でした。ありがとうございました。防弾ネットやバリケード類、ターゲットスタンドの設営も素早く終了させることができました。

セミナーでは今回からホワイトボードへの板書ではなくプロジェクターを使用しました。図解が増えたことで効率よく説明できるようになり、時間も短くできました。

セミナー後のレーザーピストルでリハーサル。いきなり実際の銃を使うのではなく、少しずつ難しくしていって慣れてもらいます。

なお今回は「SketchUp」というCADソフトを使ってステージデザインを行いました。アメリカで人気のUSPSA競技では多くのクラブで使われているソフトです。IDPAでもバリケードとターゲットの重なり具合をチェックしやすく便利。1mごとのグリッドに合わせて設営すれば時間も短縮できます。

IDPAでは銃や弾倉を隠せる上着を着なければなりません。サファリベスト状のものがメジャーですが最近はこういう長めのシャツを着用している人も多いようです。

座って撃ったりなど、色々な指示が出てくるのもIDPAの面白いところ。こちらはXマークに空の銃を置き、ブザーで弾を込めてターゲットを撃っていくステージ。なおイスからお尻が離れないように撃ちます。

ターゲットは少ないですが、弾数に制限がある「リミテッドスコアリング」という採点方法にしたので、緊張したという人も多かったようです。

PCCディヴィジョンも開催。動きながら指定されたターゲットを撃っていく「シュートオンムーブ」中の射手。

マッチが一通り終わった後は、どちらが先にターゲットを全部倒せるかを1対1で競う「シュートオフ」を行いました。射手としては隣に相手がいるという緊張感、IDPAとは違ったスピード感があり、観客側は見ていて楽しいマッチです。

IDPAは色々な要素が絡み合ったスポーツなので、身体能力が高いことが必ずしも有利になるわけではありません。射撃は老若男女の差がそれほど大きく出ないスポーツといわれていますが、IDPAもまたそうした、誰でも参加し、長く楽しめる競技の一つです。あなたもぜひ一度、参加してみてください!