2020-09-12「第56回IDPA初心者セミナー&マッチ」開催レポート


夏も終わり、朝晩は涼しさを感じる季節となりました。室内であれば上着を着てもそれほど暑く感じず、IDPAには最適な季節の始まりともいえます。2019年12月にスタートさせたIDPAもだんだん形になってまいりました。

いつも通りまずは設営から。毎度ご協力ありがとうございます。

セミナーのスタイルも固まってきました。

座学と基本的な動作の実習をセットにしています。これは、ルールに違反しないように動く方法をお見せしているところ。銃口は常に射場の奥に向けて移動します。

さて、IDPAという競技には「装備が隠れるような上着を着ること」という、他の種目にはみられない特徴があります。実際の生活の中で銃を携帯する状況をスポーツ化するためです。

一番よく目にするのはこういうサファリベストです。ポケットが大きく、袖がなくて動きやすいので便利。バナナ・リパブリックやウーリッチ、Domke社のカメラマンベスト、5.11社といったブランドのものをよく見ます。

銃を抜きやすく撃ちやすいものを選ぶのも競技のうち。ルール上は「隠れていればなんでもいい」なので着丈がやや長めのシャツでも構いません。半袖・長袖、タイトなものかルーズなものか、着丈の長い・短いはどちらがいいのか……ファッションとはまた別の観点から服を選ぶのも面白い。

シャツだけでなくテイラードジャケットやウィンドブレーカー、コートやパーカー、長めのTシャツなどもOKです。装備が隠れればなんでもよいのです。

「どれが一番良いか?」と言われれば……どうでしょう。機能性は大事ですが、IDPAでは毎回射撃の指示が違いますから「これだ」という上着を作るということは難しそうです。SNS時代ですから見栄えも気になるところ。海外では自作したり、オーダーメイドを受け付けるメーカーなどもあって色々な工夫がみられます。

今回は、射撃の技能に特化したスタンダードステージを入れてみました。ちょっと離れた的を、利き手と逆の手で撃つなど、普段やらない射撃は大変だったかと思います。

また、今回はマッチ終了後に有志で基礎練習を行いました。IDPAマッチだけでなく、こうした射撃競技で一般的に必要になる射撃フォームの作り方や、バリケード周りでの動き方などを確認しました。

御堂筋シューティングクラブではAPS、EliteOperators、IDPAの3種目のマッチやセミナーを主催していますが、日本には他にも数多くの種目で試合が開催されています。御堂筋シューティングクラブで基礎練をして、ぜひ色々な種目にチャレンジしてみてください。